【フランス発】フレンチテックの躍進と現在
～大企業はキープレーヤー。ユニークなフランスのスタートアップエコシステム～

パリ１３区の旧鉄道車庫を利用してつくられた世界最大級のインキュベーション施設 “Sration F”　

エマニュエル・マクロン大統領が「フランスをデジタル大国にする」と宣言し、積極的なスタートアップ支援が世界から注目を集めるフランス。

政府主導で2013年末に始動した「フレンチテック」では、起業家、投資家、エンジニア、デザイナー、デベロッパー、業界団体（インキュベータ、アクセラレータ）、メディア、公的機関、R&D機関を集結させ、スタートアップエコシステムの構築に取り組んでおり、テック系スタートアップを表現するブランド名としても世界的によく知られています。

フランスではこの政策が奏功し、国内から有望なスタートアップが数多く生まれ、世界へと羽ばたいています。

現在コロナ禍の影響もある中、このフレンチテックの一連の活動はどうなっているのか、長年にわたり、フランス・日本間のビジネスの架け橋として活動されている講師陣を迎え、フランス発イノベーションの現在について、ご紹介します。

OUTLINE

日時:

2020年9月9日（水）16:00～17:30

方法:

オンライン（Zoom）にて講演動画を配信いたします。

対象:

フランスのビジネスエコシステムについて理解したい方
フランスの国を挙げたイノベーション活動に関心がある方
フランスの大手企業とスタートアップの連携について知りたい方
フランスのビジネス文化を知りたい方
フランスのスタートアップの傾向や特徴を知りたい方

定員:

50名

費用:

3,000円（税込）

※動画視聴方法は、お申し込みいただいた方へのみご案内させていただきます。

SCHEDULE

（進行：ナラフランス　代表　林薫子）

16:00-16:05	イントロダクション
16:05-16:20	・フレンチテックの概略・ビジネスフランス・フレンチテックツアーについて・日本での主な活動（在日フランス大使館貿易投資庁・ビジネスフランス　貿易担当官 La French Tech Tokyo　後藤能文）
16:20-17:00	パリより、Avec コロナのフレンチテックとビジネス事情・フレンチテック成功の要因（マーケティング、プログラム、コミュニティ）・－フランス大手企業のスタートアップ協業・－日本企業とフランススタートアップ事例の紹介・インキュベーション施設STATIONFとコロナの影響（SINEORA　代表　今井公子）
17:00-17:30	Q&A チャットに寄せられた質問に回答いたします。

登壇者PROFILE

後藤　能文
在日フランス大使館貿易投資庁・ビジネスフランス　貿易担当官
La French Tech Tokyo

【略歴】

関西学院大学国際学部卒。卒業後は産業機械メーカーでの勤務を経て、2019年より在日フランス大使館貿易投資庁・ビジネスフランスへ入職。ビジネスフランスでは貿易担当官として情報通信・電子機器・サービス産業を担当。フランス発企業・スタートアップの日本市場進出をサポートしている。またFrench Tech Tokyoのメンバーも務め、日仏経済交流の活性化を促進するためイベント開催や情報発信を行っている。

今井　公子
SINEORA
代表取締役

【略歴】

2000年に早稲田大学国際経営学修士卒業（MBA）。東京にて日系、外資系企業に勤務し、2010年に渡仏。現在、パリ在住。二児の母。過去18年間に渡り、東京とパリにて、ノキアやダッソーシステムズといった国際企業にて、デジタルトランスフォーメーションの最前線に立ち、イノベーションによる変革をリードしてきた。ダッソーシステムズではアジア出身の女性として、初めてのワールドワイドの間接販売チャネルのトップ、及び戦略企画のVICE PRESIDENTまで務めた。四十歳を過ぎてスタートアップの世界に身を投じる決意をし、今までの経験を活かし日本企業の国際競争力を上げるためのクロスボーダーなオープンイノベーションを支援するビジネスを立ち上げ活動中。

林　薫子
ナラフランス
代表

【略歴】

明治大学大学院にて経営学修士取得後、渡仏。フランス、ニース大学大学院にて経営学のマスター（DESSマーケティングとDEA経営学)を取得後帰国。2003年より17年間の在日フランス大使館貿易投資庁勤務ののち、2020年5月、株式会社NARAFRANCEを奈良県生駒市に起業。日仏通訳、翻訳、コーディネータとして活躍中。フレンチテックには、2015年10月のフレンチテック東京のローンチより関わり、フレンチテックにかかわる講演多数。