イノベーション創出のヒント「JMA GARAGE」は、TEP主催の「J-TECH STARTUP」とコラボレーションしました。
このコラボレーションは、技術をコアコンピタンスにして活動するスタートアップを特集することで、グローバル成⻑を⽬指す企業⾃⾝、アイデア、ビジネスモデルを広く共有し、産業界全体が前へ進むことを⽬的にしてます。
J-TECH STARTUPは技術オリエンテッドなスタートアップに注⽬し2016年度より対象となる企業を毎年認定する制度です。
2021年度は、大きな成長が期待されるシード・アーリー期の技術系スタートアップ6社が新たに認定されました。
このサミットでゲストととして招かれた鈴木万治氏と、認定企業2社の代表者を交えてのパネルディスカッション「未来をつくる技術 ~オープンイノベーションの現在と未来~」の模様をレポートとしてお届けします。
TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)は、⽇本のトップレベルの技術をビジネス化し社会普及させることを目的として、2009年11⽉19⽇に設立されたベンチャー企業の支援組織です。
インターネットを使ったSNSやECサイト、ゲームなど様々なサービスが、人々に多く の利便性や新たな価値を生み出しています。サービス技術は、比較的短期間で製品開 発が可能で、日本でも成功例や支援方法が確立されつつあります。
一方、それらを支える基幹技術である高速通信やAIエンジン、CPU技術などに代表されるDeep Tech(コ ア技術)は、裏方的で理解が難しく、製品化までに時間と人的リソースが多くかかり ます。そのため、事業化リスクが高く投資等のサポート体制は十分とは言えません。
しかし、基幹技術であるDeep Techなくしてサービス技術は成り立ちません。シリコ ンバレーでは近年、サービス系技術を提供する会社への集中的な投資から、Deep Techへの投資が積極的に行われるようになってきました。日本の先端技術は海外から の注目が高く、2013年には、外資系グローバル企業によって、日本の大学発ロボティ クスベンチャー企業の買収なども行われています。
「J-TECH STARTUP SUMMIT」は、ハードウェアだけではなく、組み込み型ソフトウェ アやクラウド上の処理エンジン、バイオ技術、先端材料、ロボティクスなど、広義のDeep Techに焦点を当て、その重要性に注目し、Deep Techベンチャー企業のサポート体制を確立するために必要なことを議論しています。また、「J-TECH STARTUP」銘柄を選出し発表することで、日本のDeep Techへの注目度を上げることを目指します。
「すべての子どもたちが安全な世界に変える」SDGs16.2に掲げられる児童虐待。児童虐待対応は「不完全不確実な情報しかない中で、迅速・適切に判断することが求められる」難易度の高い仕事です。AiCANは、児童福祉のドメイン知識とデータ解析スキルを持つプロ集団です。現場の課題設定の伴走、業務記録作成アプリの提供、アプリから蓄積したデータのAI解析とユーザーへのフィードバックによる意思決定支援を通じて、ワンストップで業務改善をサポートします。人とデジタルの力を融合することを通じて、子どもの安全に貢献します。
意識に関する長年の研究成果に基づき、中長期的に人間の意識をデバイス(機械・コンピュータ)に移植することを目指す大学発スタートアップ企業です。実現に向けた第一歩目として、意識の源であると考える「生成モデル」を進化・深化させ、ヒトの認識機構を模す次世代AI「MinDエンジン」によってAIの真の力を超短期で解放するとともに、多くの産業に眠る知識・知恵の結晶化を目指します。
人の目には見えない成分情報の世界を見るカメラシステムの開発を行っています。2020年7月には製品の第一号機となる漏洩ガス検知カメラ(LIR-SGI_001)を作製し、成分情報を2次元で可視化する漏洩ガスの多成分同時判定システムSpectroGI(Spectroscopic Gas Imaging)による計測サービスをしながら研究開発と事業化を進めています。SpectroGIの技術と各企業の専門技術を掛け合わせた新たな装置・サービスの創出を目指した共同研究開発にも積極的に取り組んでいます。
東京大学での20年以上にわたる藻類研究資産をベースとして2018年3月に設立。企業との共同開発および自社開発の両輪で事業を成長させるビジネスモデルを推進。幅広い用途において藻類で社会貢献ができるよう、多種多様な藻類ライブラリーを保持。更に最適なスクリーニング・育種技術、そして培養技術を技術基盤とし、あらゆる顧客・市場のニーズ・シーズに対するソリューションを提供する「藻類のプラットフォーム」の構築を目指しています。
原子力研究から生まれた革新的な溶媒抽出技術「エマルションフロー」を活用した日本原子力研究開発機構発のスタートアップ企業です。エマルションフローは、低コスト、高効率、かつ高純度にレアメタルを分離抽出できる技術であり、それを用いたレアメタルリサイクルの水平リサイクルの実現により、脱炭素社会の実現に不可欠なレアメタル資源の将来にわたる安定供給を目指しています。
株式会社マテリアルイノベーションつくばは、物質・材料研究機構の研究成果を社会に還元することを目指して2017年に創業した物質・材料研究機構認定ベンチャーです。
独自のグラフェン複合材料の製造・販売、グラフェン複合材料を電極として用いたグラフェンスーパーキャパシタの製造・販売を目指して研究開発を進めています。小型で高エネルギー密度のグラフェンスーパーキャパシタで、蓄電デバイスを刷新します。
COVID-19 を含む血管炎を発症する疾患の治療薬
表情解析でオンライン・コミュニケーションの質を向上
世界市場を見据えた毛髪分析サービス
様々な衛星データを活用した土地活用解析サービス
独自の中分子高速スクリーニング法の医薬分野への応用
建設現場からの視点で生まれた、課題解決型ロボット
物流倉庫に合わせたカスタマイズが可能な実用的搬送用ロボット
藻を使った採算性があるパーム廃棄物の再利用事業
無害な水を燃料とした衛星用小型推進機の実用化
どんな車にも簡単に後付け出来る独立型運転支援システム
宇宙開発を加速させる、安価で⾼性能な宇宙用コンピュータの開発
紹介動画 | https://drive.google.com/open?id=1wksU0X-R38FCq65Mj81MT6xh9UyInsP0 |
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Space Cubicsは、高額となる宇宙機器の開発コスト削減を目指し、経験豊富な民生コンピュータ設計者とJAXAエンジニアがタッグを組んだ「JAXAベンチャー」。どんな状況でも止まらない高性能な宇宙用コンピュータの開発に取り組んでいます。
自動復旧技術と三重多数決方式を採用することにより、低価格でも宇宙専用コンピュータと遜色ない不具合発生率を実現しました。海外展開も見据えながら、日本国内やアジア市場に特に力を入れていきます。
ロボティック義足など、ロボットと人間を融合するモビリティデバイスの研究開発
紹介動画 | https://drive.google.com/open?id=1p4Q3hM3xWuwhj9-yRy8SlnPQzej80wKj |
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東京大学発のベンチャーとして、ロボティクス工学研究に基づく最先端テクノロジーを活用した高機能義足を開発するBionicM。従来の義足の問題を解決し、小型かつ軽量で自然な動きを実現する義足を生み出すことに取り組んでいます。
現在プロトタイプの開発を進めているのは、ひざ関節をもつタイプと足首関節をもつタイプの、2種類の義足です。2020年末までに開発を完了し、2021年からは日本と中国での流通開始を目指しています。
水疱性角膜症の治療を目的とするiPS細胞を利用した角膜内皮再生医療
紹介動画 | https://drive.google.com/open?id=11iW3ldr5YhMFcMrJHj2dwnbXoYXWZTzM |
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セルージョンは、iPS細胞を利用した新しい角膜再生医療の創出を目指しています。これまでの水疱性角膜症の治療時には、高度な技術を持つ専門医や角膜ドナーなどが必須でした。角膜内皮細胞の代替細胞をiPS細胞から大量培養することで、これらの課題を解消するほか、合併症の危険や手術の簡易化を促進。世界を変える角膜内皮再生医療を提供します。
現在は非臨床試験を進めています。倫理委員会の審査を経て、2020年度内には臨床試験を開始する予定です。
AIを活用し救急医療の「最適化」を目指すシステムの開発・運用
紹介動画 | https://drive.google.com/open?id=1CsijzN7JOfhI2ZaSnjjkqsWA4ZuOcxxu |
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Smart119は、救急医療の質を向上させるためのシステムを開発する千葉大学発の医療テックベンチャーです。最先端技術を医療の現場に取り入れ、音声認識とAIを活用した救急医療支援システムの開発などを行っています。
システムの一部である住民向けアプリでは、診察券や処方箋を撮影して文字認識し、医療情報を蓄積していくことができます。救急搬送時には救急隊がその情報を参照し、より適切な診断予測を行います。救急隊向けに診断予測をサポートするアルゴリズムも用意されています。
高齢者をはじめとした身体動作の不自由な人へのウェアラブルロボットを開発・製造
地震から命を守る、高強度樹脂の開発・製造
「ふだん使いのロボティクスを」というコンセプトのもと、コンシューマ向け製品の開発及び販売事業を行う
開発する独自のセルファイバ技術で細胞培養の低コスト化を実現し、再生医療に貢献
アルツハイマー病 (AD) 発症予防点鼻薬の開発
気体制御の技術を開発、エネルギーおよびライフサイエンス領域での実用化を目指す
アパレルなどに応用できる3D撮像システムの開発・販売・運用
代表 | 高田周一 |
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事業概要 | 情報通信機器などの回路部品、及びプロトタイプの研究・開発 |
代表 | 南賢尚 |
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事業概要 | 無細胞タンパク質合成試薬の研究開発、及び製造・販売 |
代表 | 中村壮一郎 |
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事業概要 | 警備用ロボット及びその関連製品の開発 |
代表 | 竹澤慎一郎 |
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事業概要 | ゲノム編集による受託事業・研究開発・商品販売及びゲノム編集に関する各種サービス |
代表 | 田中武雄 |
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事業概要 | 医療用器材、特にIVR医療向け器材及びシステムの開発・製造・販売 |
代表 | 岩宮貴紘、野上健一 |
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事業概要 | 心不全向けの再生医療製品などの研究開発 |
代表 | 鈴木健嗣、下柿元智也 |
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事業概要 | 嚥下機能評価機器「GOKURI」の開発 |
代表 | 小澤悟・小林高士 |
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事業概要 | 解析ソフトウェアベンダーに向けた大型展開構造解析プログラムOrigami/ETSの使用ライセンスのリース及び既存解析ソフトウェアとのインタフェース部分の開発など |
代表 | 城戸常雄 |
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事業概要 | オリゴデンドロサイトへほぼ100%の効率で分化可能な新しいタイプのヒト神経幹細胞”OligoGenie”の研究開発と、再生医療や創薬領域での事業化 |
代表 | 根岸 邦彦 |
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事業概要 | 世界で初のホワイトニングなしで真正乱数を生成する物理的セキュリティデバイスで複製不可能なIoTのセキュリティ基盤を支える超小型量子認証素子の開発 |
代表 | 遠藤謙 |
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事業概要 | ロボット技術を駆使したロボット義足の開発、臨床実験、販売、さらに義足技術を活用したリハビリ機器の開発など |
代表 | 村上 建治郎 |
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事業概要 | 動画・画像認識と自然言語解析の特許技術による、SNSやインターネットなどの動画・画像収集および解析のAIプラットフォーム開発運用と、集まった動画・画像コンテンツの運用サービス |
代表 | 清水敦史 |
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事業概要 | 台風の風力を利用して発電をする、世界初の「垂直軸型マグナス式風力発電機」の研究開発および販売 |
代表 | 山地正洋 |
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事業概要 | ガラスよりも低コストで、軽く、高断熱な、世界初の汎用透明断熱材エアロゲル「sufa(スーファ)」の研究開発、販売 |
代表 | 宮坂貴大 |
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事業概要 | 独自の音声データ通信システムと音声認識技術によるスマートフォンアプリとBluetoothイヤホンで構成されるグループ通話システム(ウェアラブルトランシーバー)の開発、販売 |
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