サービスとモノづくり、リアルとデジタルを融合したキャディ株式会社のご紹介
月に1回程度のペースでご出展者の紹介や事務局で進めている企画内容を共有して参ります。
今回は以下のような内容をお届けします。
TECHNO-FRONTIER/INDUSTORY-FRONTIERご出展者ご紹介(第十回)
〜キャディ様〜
今回は、製造業において、リアルとデジタルの両方の世界からアプローチし、二つの全く新しいプラットフォームを構築した、キラリと光る企業キャディ様を紹介します。
本年度は、「工場内のデジタルトランスフォーメーション(DX)展」「部品加工技術展」にご出展の予定です。
独自の画像解析アルゴリズム(特許出願済)を搭載した図面データ活用クラウドで高精度の類似図面検索により、設計・調達・生産部門におけるコスト削減を実現するCADDi DRAWER」や半導体製造装置や工作機械など、多品種少量部品を必要とする機械・装置類に使用する板金や切削などの加工品などが出展されます。
是非、会場でキャディ様のブースにお立ち寄り頂き、その技術をお楽しみ下さい。
【キャディとは】
2017年の創業以来「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」をミッションに、調達領域を起点にした製造業のサプライチェーン改革に『CADDi MANUFACTURING』と『CADDi DRAWER』という2つの事業で、リアルとデジタルデータの両面から取り組んでいる企業です。日本7拠点に加え、アメリカ・ベトナム・タイと世界で11拠点を設立しています。
【CADDi MANUFACTURINGとは?】
調達・製造のワンストップパートナー『CADDi MANUFACTURING』。製造業の産業バリューチェーンにおける受発注の課題解決に向け、発注者の依頼に対して、独自のテクノロジーで品質・納期・価格が最も適合する加工会社を選定するサービスです。実際に検品・納品まで行うことで、最適なサプライチェーンを構築する仕組みを提供しています。
【CADDi DRAWERとは?】
今ほしい図面が、数百万もの過去図面からキーワードや形状類似で瞬時に見つかる、メモを残せる最新サービスです。先端テクノロジーでPDFの図面データから記号や加工指示等の文字や形状を自動で取得・解析。図面データが調達や設計など部署横断の共通言語となり、原価低減や属人化等の課題解決につながります。中小~大手の活用事例も生まれています。
【ご興味を持っていただいた方へ】
テクノフロンティアに、両事業とも出展いたします。「CADDi DRAWER」のデモ機や「CADDi MANUFACTURING」の調達部品事例も展示しておりますので、調達に関する課題をお持ちの方は、ぜひご相談ください。
また、主に設計・調達業務の方向けの無料セミナーも随時開催しておりますので、ご確認いただけますと幸いです。
https://caddi-inc.com/jp/seminar/
お問い合せ先
キャディ株式会社
〒111-0051 東京都台東区蔵前1-4-1総合受付3F
TEL:03-4361-2271
MAIL:mk@caddi.jp
ドイツメッセ日本代表によるハノーバーメッセ・レポート
~ドイツの見本市から日本を俯瞰する~
ハノーバーメッセ2023が4月17日から22日まで開催されました。
出展者は4,000社以上(2022年は2500社)、来場者は130,000名以上(2022年はリアル来場で75,000名)とコロナ後の復活へ向けて大きな一歩を踏み出しました。
日本からの出展も、44社と昨年の26社から大きく増加しました。
日本からの出展者の満足度もコロナ前と比べても極めて高く、次回の出展を既に決められた企業様も多くいらっしゃいました。また会場では日本から来場された方から今年は出られなかったが来年は出展したいとのお声も頂戴し、2024年はさらなるハノーバーメッセの飛躍に期待をしています。
さて、今年のハノーバーメッセでは、水素関連技術をはじめとした脱炭素あるいは気候中立、また産業の自動化とデジタル化などが特に注目を集めたテーマでした。
会場では、前述のように日本からの出展される会社も増えましたが、ドイツや海外の先端技術や技術動向を知るために日本から来場された方も会場で多くお見かけいたしました。昨年は、来場された日本の方をお見かけするのは限定的でしたので、ドイツメッセ日本代表として非常にうれしかったです。
とは言え、実は他国と比べると出展や来場の回復の勢いは遅いのが実情です。
2022年のハノーバーメッセは、コロナ以降初のリアル開催でしたが、アジア勢では韓国のプレゼンスが非常に高く、会場で見かける東洋系の7割は韓国の方というイメージでした。
(当時の韓国の入(帰)国許可は、日本と同様にPCR検査の結果が陰性であることが条件でした。)
次に多いと感じたのはインド系の方々でした。
中国語を話す人は、2022年当時、中国も台湾も海外との往来を閉ざしていたため、会場でお見かけするのは限定的でしたが、日本語を話す方と同程度はいらっしゃったとの印象でした。
さらに今年は、相変わらず韓国の方のプレゼンスは高かったのですが、中国、台湾などの中華圏の回復は目を見張るものがありました。実際、今年のハノーバーメッセには、ドイツを除くと中国からの出展が最も多く、それに続いてパートナーカントリーのインドネシアやイタリア、トルコ、アメリカ、インド、韓国、台湾、ポーランド、オランダなどが大きなプレゼンスを発揮していました。中国と台湾については、昨年末に海外と往来ができるようになってから一気に申込みが殺到したと聞いています。
実際、日本からの出展者含めてすでに申し込んでいた企業様のブースの場所の発表も遅れるなど、中国と台湾からの申込み急増の影響は、少なからずありました。
昨年2022年の韓国勢も、オミクロン株の流行が一段落し、中国などのライバルが参加できないところで一気にプレゼンスを高めようとの思惑から、ハノーバーメッセへの出展が増えたと聞いています。
仕事柄、ドイツの他の大手の展示会主催者やその他、海外の大手展示会主催者と話す機会もあるのですが、日本勢の戻りが遅いという声は共通しています。
ハノーバーメッセより規模が小さい、他業種のいくつかの海外展示会では、海外勢が既に申込みをしていて、コロナ前まで継続出展されていた日本企業の出展受付けは、キャンセル待ちの状態になってしまっています。
たかが展示会の話ではありますが、世界中の人と情報が集まる海外の大型展示会や国際的なカンファレンスにおいて、他国と比べ日本のプレゼンスが低いことに危機感を感じる1年半でもありました。
日本人は、ものごとを慎重に考えて行動する。また準備をしっかり行ってからものごとに取りかかる傾向があります。これは、良い面と悪い面があるかと思います。
「巧遅より拙速を尊ぶ」という諺もありますが、現在のような100年に一度と言われている社会や産業構造の変化の中で、ましてやコロナ後で急激に変化している中では、スピードや柔軟性が求められるのではないかと思います。
今後、日本からのハノーバーメッセなど海外展示会の参加や海外出張などはより本格化していくことが期待されますが、海外勢も社会や産業構造の変化に対してより早くそして柔軟に対応していくと予想します。
海外ビジネスを拡大したり、海外情報を入手する方法は、海外展示会やカンファレンスに参加するだけではありません。(有力な方法の一つであるとは言えますが。)
とは言え、リアルでコミュニケーションをとることはいずれにしてもとても重要なことです。
ハノーバーメッセ2023でドイツを始め欧州の産業界や政府機関が唱えるキーワードの一つは「連携」でもありました。
コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻以降、政策においても、技術やビジネス面においても日本と欧州そしてドイツとの「連携」の機運が非常に高まっています。
インダストリー4.0、水素などのクリーンエネルギー、デジタル技術、セキュリティー技術、ロボット技術、スタートアップ連携などはその好例と言えます。
「連携」をするには、リアルでコミュニケーションをすることが始まりではないかと思います。
ドイツをはじめ多くの国の方々が、日本企業や日本の技術との「連携」に期待を持っています。
そう言った意味でも、海外展示会や海外イベントに参加することに迷っていらっしゃるのであればぜひ、一歩踏み出して参加してみてください。
きっと何かを得ていただけると思います。
〈お問合せ〉お気軽にお問合せください。
ドイツメッセ日本代表
竹生 学史 (たけお まさひと)
E-mail : masahito.takeo@intl-linkage.co.jp
代表部Link : https://intl-linkage.co.jp/dm/
「Industrial Transformation Mexico (ITM) 2023」ジャパン・パビリオン 出品募集のご案内
出品申込締切:6月20日(火) 17時 ※申込期限を6月27日(火)まで延長予定
製造業の自動化とDX化を進めるための産業見本市「Industrial Trans formation Mexico (ITM) 2023」が、本年10月にメキシコ・グアナファト州レオン市で開催されます。
開催5回目となる今年は、昨年を上回る20,000人を超える専門の来場者が見込まれます。
ジェトロは昨年に引き続き、ジャパン・パビリオンを設置します。
日本の質の高い製品や技術を紹介する絶好の機会であり、メキシコ等中南米諸国における海外展開にご活用いただきたく皆様にご案内します。
皆様のご応募をお待ちしております。
募集要項
- 見本市:Industrial Transformation Mexico (ITM) 2023
- 会期:2023年10月4日(水)~6日(金)
- 開催地:メキシコ・レオン市
- 会場:ポリフォルム・レオン
- 募集分野:
Industry 4.0、IoT、ファクトリー・オートメーション、スマートロジスティクス、省エネ・効率化、デジタル管理生産など - 出品料:
【中堅・中小企業料金 標準ブース(統一装飾デザイン)】
550,000円/1小間(9平米)
【一般料金 標準ブース(統一装飾デザイン)】
1,100,000円/1小間(9平米)
※ジェトロ・メンバーズ割引有り - 募集社数:14社(予定)
- 申込締切:2023年6月20日(火)17:00まで
※申込期限を6月27日(火)まで延長予定。
▼詳細はこちら▼
https://www.jetro.go.jp/events/itm2023/
ご不明点がありましたら、以下担当までお問い合わせください。
お申し込みをお待ち申し上げます
お問い合せ先
日本貿易振興機構(ジェトロ)
海外展開支援部 フロンティア開拓課 新興国ビジネス支援班
担当:山中、八郷、大井、望月
〒107-6006 東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル6階
TEL 03-3582-5242
Email:odd1@jetro.go.jp
URL:https://www.jetro.go.jp
2時間でわかって使えるものづくり人材がChatGPTを使いこなす方法
~技術者、管理者のためのChatGPT講座
【時間】7/7(金) 13:30~15:30(2時間)
【形式】ZOOMオンライン
【セミナー概要】
AIチャットボット(生成型AI)ChatGPTが、大きな注目を集めています。
画期的だという評価も多い中で、実際に使った人からは「回答に間違いがあり使えない。」などの指摘も多数あります。“ ChatGPTは、何のためにあるのでしょうか? ”ものづくりの技術者、管理職への実践的な情報が少なく、具体的にどのように活用すれば良いのかよくわからないという声が多数あります。本セミナーでは、目的を「ChatGPTを業務での使いこなし方」とし、どのように使えば、業務に役立つのか、業務効率に結びつけられるか、を具体的事例を交えて理解いただきます。
講師は、デジタル技術に造詣があり、製造業の業務改善に経験豊かなコンサルタントが務めます。
1.ChatGPTとは
- 第4次産業革命がChatGPTで本格的に始まった
- ChatGPTでできること
- ChatGPTの苦手なこと
- 人がやること、ChatGPTに任すこと
- ChatGPTを活用する際のリスク
- ChatGPT活用の基本「人(質問)⇒ChatGPT(回答)⇒人(作成)⇒ChatGPT(チェック)」
- Google「Bard」との違い
2.製造業の業務に活かすには
- ChatGPTが主役では無い(人が主役)
- 質問力(追い質問による会話精度の向上、なぜの繰り返し)
- 具体的な指示(指示力)
- 情報の入力方法の工夫
- 他のツールとの連携
3.ものづくり技術者、管理職への実践的事例
- ドキュメントの作成(手順書、企画書、報告書、会議録、仕様書など)
- 管理職が多数ある情報(日報など)から重要な情報をピックアップ
- 事務処理の削減(エクセル作業の効率化)
- 最新技術採用時の活用
- 考え/意見のまとめ/整理
- 担当者のモチベーション確認
- 担当者の人材育成
- プログラム作成での活用
- 海外からの技能実習生とのコミュニケーション
4.ChatGPTの未来
- ChatGPTはどこまで進化するのか
- ChatGPTで変わる業務
- ChatGPTの進化によるシンギュラリティ(技術的特異点)
【講師経歴】
髙安篤史 合同会社コンサランス 代表/中小企業診断士
次回開催(リアル7月26日~28日・オンライン8月1日~25日)のご案内
5月26日より、来場者登録がWEBサイトでできるようになりました。
セミナーなど様々な情報を発信していきますので、是非、早めのご登録をお願いいたします。
TECHNO-FRONTIER2023/INDUSTRY-FRONTIER2023
■リアル展
会期:2023年7月26日(水)~28日(金)10:00~17:00
東京ビッグサイト東展示棟
■オンライン展
2023年8月1日(火)~25日(金)
皆様のご意見・製品情報をお聞かせください
- こんな情報が欲しい
- 当社にはこんな技術・製品がある、メルマガで取り上げてほしい
- こんな技術はないだろうか?
- こんな企業に出展してもらいたい。
- こんな困りごとが解決できないか?
などなど皆様のご意見・ご情報をお待ちしています♪♪
連絡先:tf@jma.or.jp
TECHNO⁻FRONTIER資料がご利用になれます
TECHNO-FRONTIER/INDUSTORY-FRONTIER2023のの資料がご利用になれますので、是非ご覧ください。
TECHNO⁻FRONTIER WEBサイト
https://www.jma.or.jp/tf/
TECHNO⁻FRONTIER2023出展案内
https://event.jma.or.jp/tf-if2023_download
TECHNO⁻FRONTIER2022報告書
https://event.jma.or.jp/tf-if2023_result-download