制御設計に光を当てた無料講演会「TECHNO-FRONTIER HEROES3」、“動きを創る現場”の知恵が集結!
2025年6月26日、東京・TKP新橋カンファレンスセンターにて、制御設計に特化した無料講演会「TECHNO×FRONTIER HEROES3」が開催されました。
“モノを動かす現場”に従事する技術者を対象とした本講演会は、現場感あふれる講演に35名の参加者が熱心に耳を傾けました。
本イベントは、駆動・伝達・制御の三要素に焦点を当てたHEROESシリーズの第3弾。
今回のテーマは「制御こそ、動きの知性だ。」。
“動き”の最適化は設計に宿る——という視点から、制御設計に携わる技術者たちが直面する課題や工夫、未来像を共有する場として企画されました。
登壇者・講演テーマ紹介
(法人格・敬称省略)
産業用ロボットによる製造現場の自動化について ファナック ロボット事業本部 技術統括部 ![]() ![]() ロボットの導入による工程の自動化、柔軟なライン構築、人的作業との協調に焦点を当て、製造業のスマート化を支えるロボット制御の役割を具体的な事例で解説。 |
ものづくり現場で価値を生み出す三菱FAの制御技術 三菱電機 産業メカトロニクス製作所 技術統括部 FAソリューション技術部 ![]() ![]() 制御・センシング・AIの融合によるインテリジェントモーション制御や、三菱電機のiQ Platformを軸とした現場最適化技術について紹介。 |
i³-Mechatronicsによるデータ収集、解析、活用と生産現場の革新 安川電機 技術開発統括部 メカトロ技術開発部 ![]() ![]() インバータ・サーボの協調制御による“動き”の質向上に加え、設備データの見える化と活用を通じたモノづくり現場の高度化を解説。 |
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熱量高まるパネルディスカッション
続くパネルディスカッションでは、東京科学大学 進士忠彦 教授をモデレーターに迎え、3名の講演者が再登壇。
「制御設計が製品価値にどう貢献するか」「動きの品質とは何か」といったテーマに切り込み、現場での悩みやノウハウを率直に語る姿に、来場者からも多くの共感と質問が寄せられました。 -
技術者のための“無料”講演会としての意義
本講演会の大きな特徴は、全セッションが無料で提供された点です。
「価値ある情報を、今まさに必要としている技術者へ」という主旨のもと、毎回HEROESシリーズは高い専門性と実務性を兼ね備えた内容で構成されています。
今回も「現場目線の内容で非常に参考になった」「すぐに自社での検討に活かせそう」といった声が多く寄せられました。
TECHNO-FRONTIERでは今後も、様々なテーマにおいて、技術者同士の学びと刺激が交差する“無料講演会”を展開していく予定です。
次回HEROESにも、どうぞご期待ください。




