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IE5レベルの高効率・高性能・高付加価値モータのプロモーション
~モータこそ真の省エネのキーデバイス~

TECHNOxFRONTIERはIE5レベルの高付加価値モータの活用促進を支援します

制度が開始され8年が経過した2023年7月、テクノフロンティアにおいてABB社がレアアースなしでIE5(ウルトラプレミアム)対応のモータやインバータ一体型モータの紹介を行うなど、いよいよIE5のモータが市場に投入される機運が高まるのか、注目されています。2024年はIE5が本格的に立ち上がることが予想され、国内唯一のモータ技術に関する展示会を有するテクノフロンティアにおいて、カーボンニュートラル達成に向け産業界の省エネを一層、前進させていくため、IE5レベルへの興味喚起と普及の後押しをしていきたいと考えています。
モータによる消費電力量は世界の消費電力量全体の40-50%を占めるといわれ、モータの高効率化はエネルギー消費削減や炭素循環社会の実現に重要であるこというまでもありません。

2015年4月以降産業用モータにトップランナー制度の運用が開始されました。

制度が開始され8年が経過した2023年7月、テクノフロンティアにおいてABB社がレアアースなしでIE5(ウルトラプレミアム)対応のモータやインバータ一体型モータの紹介を行うなど、いよいよIE5のモータが市場に投入される機運が高まるのか、注目されています。2024年はIE5が本格的に立ち上がることが予想され、国内唯一のモータ技術に関する展示会を有するテクノフロンティアにおいて、カーボンニュートラル達成に向け産業界の省エネを一層、前進させていくため、IE5レベルへの興味喚起と普及の後押しをしていきたいと考えています。

モータによる消費電力量は世界の消費電力量全体の40-50%を占めるといわれ、モータの高効率化はエネルギー消費削減や炭素循環社会の実現に重要であるこというまでもありません。

世界の用途別消費電力量グラフ
出典:地球環境保護・省エネルギーのためにトップランナーモータ 日本電機工業会

日本では家庭用・業務用・産業用を合わせたモータの普及台数は約1億台で、年間の消費電力量は全消費電力量の55%ほどだそうです。産業部門の年間消費電力量のうち産業用モータは約75%を占めると推計されています。

年間消費電力量グラフ
出典:日刊工業新聞2014年6月18日付け【広告特集】トップランナーモータ

モータは購入コスト以上に、電力料金を主としたランニングコストが大きな比率を占めています。モータの高効率化を図るには高価な電磁鋼板などが必要になりモータの購入コストは上がります。ただ、運用面では、長期間運転することで購入時のコスト増を上回りランニングコストを大きく下げることができ、トータルで考えると大きなコスト削減効果が期待されます。

今、業界では、国際電気標準会議(IEC)が定める産業用モータの国際高効率規格「IE3(プレミアム効率)」よりも効率が高いIE4(スーパープレミアム)、IE5(ウルトラプレミアム)レベルの開発が進められており、先行している欧州では一部レンジのIE4の適用が義務となりました。
現在は、IE5対応の製品が、日立産機システム、東芝産業機器システム、三菱電機、安川電機、ABB 、TMEICなど続々と発表されています。

ABBは、同期リラクタンス(SynRM)モータで、現存の設計において最高の効率を提供し、国際電気標準会議によって定義されたIE5を満たしました。IE3誘導モータと比較して最大40%のエネルギー損失低減を実現しています。レアアースを使用せず、サプライチェーンリスクの解決策の提示や、インバータ一体型など新しい提案を行っています。

日立産機システムは、アモルファス金属を採用することで、これまでのIE4クラスのモータからさらに鉄損と電流損を低減し、効率96%を実現した超高効率モータ(IE5相当)を開発しています。

東芝産業機器システムは、IE5効率基準を達成した同期リラクタンスモータを開発しました。またモータの回転子部にレアアースを使用しない環境に優しい仕様になっています。

三菱電機は、同期リラクタンスモータ(SynRM)で、発生損失を同社IE1モータ比で約60%、IE3モータ比で約20%低減し、効率クラスIE5を達成しています。

安川電機は超薄型で高効率の永久磁石同期(PM)モータの新製品を23年3月に発売し、IE5を達成した高効率に加え、誘導モータに比べフラット構造を採用することで小型化を実現しています。

仮に、現在産業界に設置されているSynRMモータの80%をIE5モータに交換すると、毎年合計160TWhの電力が節約できると推定されています。

このように各社ごと、リラクタンスモータ、アモルファスモータ、PMモータなどさまざまなアプローチで、IE5レベルが市場投入され、真の省エネを追求するユーザーの開拓が進められています。

TECHNO-FRONTIERではIE5レベルのモータを始めとし、半歩先をいくモータ技術の活用を推進してまいります。

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