特別ウェビナー【『動かす』にイノベーションとソリューションを!】のご案内
~モータこそ真の省エネのキーデバイス~
11:05~11:59 ABB株式会社
11:59~12:00 クロージング(日本能率協会 テクノフロンティア事務局)
ABB株式会社
モーション事業本部 IECLVモータ & NEMAモータ事業部
事業部長
高橋 優介様
ABB株式会社
モーション事業本部 モーション事業本部
プロダクトビジネス
ビジネスディベロプメントセールスグループ
セールススペシャリスト
中井 研志郎様
開催趣旨
2015年4月以降産業用モータにトップランナー制度の運用が開始されました。
制度が開始され8年が経過した2023年7月、テクノフロンティアにおいてABB社がレアアースなしでIE5(ウルトラプレミアム)対応のモータやインバータ一体型モータの紹介を行うなど、いよいよIE5のモータが市場に投入される機運が高まるのか、注目されています。2024年はIE5が本格的に立ち上がることが予想され、国内唯一のモータ技術に関する展示会を有するテクノフロンティアにおいて、カーボンニュートラル達成に向け産業界の省エネを一層、前進させていくため、IE5レベルへの興味喚起と普及の後押しをしていきたいと考えています。
モータによる消費電力量は世界の消費電力量全体の40-50%を占めるといわれ、モータの高効率化はエネルギー消費削減や炭素循環社会の実現に重要であるこというまでもありません。
日本では家庭用・業務用・産業用を合わせたモータの普及台数は約1億台で、年間の消費電力量は全消費電力量の55%ほどだそうです。産業部門の年間消費電力量のうち産業用モータは約75%を占めると推計されています。
出典:日刊工業新聞2014年6月18日付け【広告特集】トップランナーモータ
モータは購入コスト以上に、電力料金を主としたランニングコストが大きな比率を占めています。モータの高効率化を図るには高価な電磁鋼板などが必要になりモータの購入コストは上がります。ただ、運用面では、長期間運転することで購入時のコスト増を上回りランニングコストを大きく下げることができ、トータルで考えると大きなコスト削減効果が期待されます。
今、業界では、国際電気標準会議(IEC)が定める産業用モータの国際高効率規格「IE3(プレミアム効率)」よりも効率が高いIE4(スーパープレミアム)、IE5(ウルトラプレミアム)レベルの開発が進められており、先行している欧州では一部レンジのIE4の適用が義務となりました。
現在は、IE5対応の製品が、日立産機システム、東芝産業機器システム、三菱電機、安川電機、ABB 、TMEICなど続々と発表されています。
ABBは、同期リラクタンス(SynRM)モータで、現存の設計において最高の効率を提供し、国際電気標準会議によって定義されたIE5を満たしました。IE3誘導モータと比較して最大40%のエネルギー損失低減を実現しています。レアアースを使用せず、サプライチェーンリスクの解決策の提示や、インバータ一体型など新しい提案を行っています。
今回は、テクノフロンティア モータ技術展の番外セミナーとして、ABB様登壇による最新のモータIE5クラスのモータに関する説明会を開催します。
皆様奮ってご参加ください。