「電源」がサンゴ礁を守る!!マジか!?驚きの活用技術をご紹介
月に1回程度のペースでご出展者の紹介や事務局で進めている企画内容を共有して参ります。
今回は以下のような内容をお届けします。
TECHNO-FRONTIER/INDUSTORY-FRONTIERご出展者ご紹介(第14回)
〜Vicor様〜
こんにちは。電源モジュールメーカーのVicor(バイコー)株式会社です。
AIの拡大、データセンターの高性能化、電気自動車の普及、ロボットの躍進など、世界の電力需要の増大は今後もますます加速します。
Vicorが40年以上にわたり培ってきた、電源の小型化・高効率化の技術は、広い分野で欠かせないものとなっています。
例えば、48Vから直接PoLへ電力変換してCPU、GPU、ASIC、メモリへ給電する、要求仕様が厳しい非絶縁のサーバアプリケーションでは、Vicor独自のFactorized Power Architecture™ (FPA)技術によって、大電力の供給を実現しています。
実は、このFactorized Power Architecture™ (FPA)技術は、サンゴ礁育成システムにも採用されており、海岸線の保護に貢献しています。
全世界の海岸線の70%以上が浸食
最新データによると、全世界の海岸線の70%以上が、浸食されています。
世界では2億人の人々が様々な形でサンゴ礁に依存して生活しており、サンゴ礁の衰退は世界中の多くの地域社会や人々の生活を脅かすリスクになります。
英・CCell Renewables社 は、サンゴの復元と拡大の事業を手掛けることで、海岸の浸食を防止し海洋生体系を保つことをミッションとする、海洋工学の企業です。CCell社は、太陽光、風力、波力エネルギーなどの再生可能エネルギーを用いて、サンゴ礁の生育システムに電力を供給しています。ただし、再生可能エネルギーは本質的に予測が不可能であり、供給される電圧の変動が大きいために、複雑な電圧変換と電圧調整を備えた電力供給ネットワークが必要になります。
再生可能エネルギーを正確に電圧変換して調整
CCell社が運用するサンゴ礁育成システムは、海水を電気分解し、電極(アノードとカソード)である大きな鋼製フレームの上に炭酸カルシウム(石灰岩)を堆積させ、新しいサンゴ礁の土台を作ります。自然界では、サンゴが成長するために必要な石灰石ができるまでに数百年の年月が必要ですが、この革新的な技術を用いれば、わずか5年で作ることができます。
Vicorの Factorized Power Architecture (FPA) 技術は、電圧変動の大きい再生可能エネルギーを、最適な電気分解プロセスに必要な正確な電圧に変換して供給する、という用途に大変適しています。電気分解処理の速度は、遅すぎると石灰岩が成長せず、速すぎると脆い組成になってしまいます。
Factorized Power Architecture技術で、電圧調整と電圧変換を最適化
入力電圧が広い範囲で変動するにも関わらず、電極間の電位差(電界)を1.2~4Vの「ゴルディロックスゾーン」内に保ち、海水に狙い通りの正確な電流を流すという課題に対して、たどり着いた解は、VicorのFactorized Power Architecture (FPA) 技術を使うことでした。
VicorのFPA技術は、電圧を調整するモジュール(PRM™)と電圧変換・絶縁のためのモジュール(VTM™)で構成されており、この2つを組合わせることで、絶縁型DC-DCコンバータの機能が実現します。PRM(電圧調整機能)とVTM(電圧変換機能)に分けたことで、電力供給ネットワーク (PDN) が最適化できます。
PRMは昇降圧レギュレータであり、Vicor独自のゼロ電圧スイッチング(ZVS)技術を用い、広い入力電圧範囲で動作し、非常に高い効率と電力密度を実現します。また、大電力が必要な場合は、並列接続で容易に対応できます。
電圧変換のモジュールであるVTMは、電圧変換比固定(レギュレーション機能なし)の高電力密度の共振型コンバータです。2種類のモジュールは連携して動作し、PRMによりサンゴ礁の成長に合わせて電圧を正確に調整し、VTMにより電圧変換(降圧)を行い、電極に電流を供給します。
Vicorは、電源製品や技術に関するご質問・ご相談を承っております。
お電話、WEBフォームにてお気軽にお問い合せください。
電話: 03-5487-3016
WEBフォーム: www.vicorpower.com/ja-jp/contact-us
X (旧Twitter):https://twitter.com/VicorKK
出展者募集中!ハノーバーメッセ2024 まだ出展申込み間に合います!
4000社が出展、13万名が来場する世界最大級の製造業の見本市ハノーバーメッセ。ハノーバーメッセ2024で御社の技術やソリューションを欧州や世界に広くご紹介しませんか?
下記URLより、ハノーバーメッセ2024概要のウェビナーがご覧いただけます。
(英語版)https://www.hannovermesse.de/en/for-exhibitors/become-an-exhibitor/exhibitor-webinars
ハノーバーメッセ2024の開催は来年4月。まだ出展申込み間に合います!
インダストリー4.0は勿論、気候変動や水素をはじめエネルギー関連は特に注目度がアップ。また量子技術などこれからの有望技術なども注目!
この機会に、ぜひ御社の製品を欧州そしてグローバル市場で販路開拓してください。
【開催概要】
「ハノーバーメッセ 2024」
- 会期:2024年4月22日(月)~26日(金)
- 会場:ドイツ・ハノーバー・ハノーバー国際展示場
- 公式和文ウェブページ: https://intl-linkage.co.jp/dm/hannovermesse/
- 公式英文ウェブページ: https://www.hannovermesse.de/en/
【ハノーバーメッセの開催規模(2023年実績)】
- 展示規模(2023年実績):4,000社以上
- 来場者規模(2023年実績):13,000以上
- スタートアップの出展者数:300社以上
- ページインプレッション:8,600,000
- 主催セミナー:10ステージ/1,870セッション
- ストリームビュー:20,000
- (日本からの出展者数:44社)
*詳細はコチラ https://intl-linkage.co.jp/dm/hannovermesse/
ハノーバーメッセはドイツは勿論、世界中の様々な製造業に御社の技術を訴求できるのが強みです。従って新しい領域や地域への新規開拓には最適です。
コロナ禍以降、課題と問題意識、具体的な購買計画などを持った来場者が増えており、出展者満足度は高くなっております。
詳細はコチラ【ハノーバーメッセ2023和文ウェブページ】
https://intl-linkage.co.jp/dm/hannovermesse/
【出展料金(2024年2月14日(水)まで)】
- スタンダードパッケージ(場所のみ)*最小面積:9平米
*3,443ユーロ~ (9平米・1面開放) - フェアパッケージ(場所+装飾備品付き)
*5,648ユーロ~(ベーシック・9平米・1面開放)
→詳細は下記までお問合せください。
また、2024年2月14日(水)までに
【お問合せ】お気軽にお問合せください。
ドイツメッセ日本代表
竹生 学史 (たけお まさひと)
E-mail : masahito.takeo@intl-linkage.co.jp
代表部Link : https://intl-linkage.co.jp/dm/
本日より開催!Japan Home & Building Show 2023のご案内
すまいから、ビル、まちまで建築に関する情報・技術・製品を、プロに提案できる専門展示会「Japan Home & Building Show(ジャパンホーム & ビルディングショー)」を総称として、7つの展示会「ジャパンホームショー」「ふるさと建材・家具見本市」「店舗・商業空間デザイン展」「団地・マンションリノベーション総合展」「トイレ産業展」「イノベーションオフィス総合展」「リノベ展」より構成されます。建材やインテリア製品、構造材・部材、設備、サービスなど住宅から商業施設、まちづくりにおける建築に関する幅広い製品が出展する展示会です。
工務店、ハウスメーカーおよび設計・デザイン事務所のほか、建設会社、ディベロッパー、リフォーム会社など建築に関わるプロが来場する日本最大級のの建築に関する専門展示会です。新商品・技術・サービスのPR、新規顧客の獲得・販路開拓、マーケティングの場として、この機会を積極的に是非ご活用ください。
【開催概要】
Japan Home & Building Show 2023
- 会 期:2023年11月15日(水)~17日(金) 10:00~17:00
- 会 場:東京ビッグサイト(有明・東京国際展示場)東展示棟
詳細、来場登録はこちらから
https://www.jma.or.jp/homeshow/tokyo/
皆様のご意見・製品情報をお聞かせください
- こんな情報が欲しい
- 当社にはこんな技術・製品がある、メルマガで取り上げてほしい
- こんな技術はないだろうか?
- こんな企業に出展してもらいたい。
- こんな困りごとが解決できないか?
などなど皆様のご意見・ご情報をお待ちしています♪♪
連絡先:tf@jma.or.jp
TECHNO⁻FRONTIER/INDUSTRYーFRONTIERの統合についてのお知らせ
2024年におきましては、これまでTECHNO⁻FRONTIER/INDUSTRYーFRONTIERとしていたものを、TECHNO⁻FRONTIERに統合いたします。
モータ展から始まった原点をもう一度意識するとともに、モータをコアとして モータを取り巻く電源・駆動・伝達・制御・計測・加工・ソフトウェアの要素、技術・生産技術が集まる総合展示会を目指します。
なお、INDUSTRYーFRONTIERの内容は引き続きTECHNO-FRONTIERとして存続いたします。
TECHNO⁻FRONTIER2024開催情報とお申し込みについて
TECHNO-FRONTIER2024
リアル展:2024年7月24日(水)~26日(金)
東京ビッグサイト東展示棟
オンライン:2024年8月1日(木)~30日(金)
TECHNO-FRONTIER2024のの資料がご利用になれますので、是非ご覧ください。
TECHNO⁻FRONTIER WEBサイト
https://www.jma.or.jp/tf/
TECHNO⁻FRONTIER2024出展案内
https://event.jma.or.jp/tf-if2024_download
TECHNO⁻FRONTIER2023報告書
https://event.jma.or.jp/tf2023_result-download