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日系企業はシリコンバレーで注目を浴びだしたのか?

企業の中でイノベーションを起こす、新規事業を創出する、オープンイノベーションを促進する・・・などのミッションを持って活動されている方にとってシリコンバレーは定期的にチェックしているエリアの一つだと思います。

世界の時価総額ランキングのうち上位を占めるアップル、アルファベット(グーグル)、マイクロソフト、フェイスブックが非常に狭い領域に本社を構えており、他のイノベーションを生み出してきたエリア(深圳、イスラエスなど)と比較しても圧倒的なパワーをもっています。

余談になりますが、世界の時価総額トップ5社(アップル、アルファベット、マイクロソフト、フェイスブック、アマゾン)の時価総額の合計は日系企業トップ100社の合計を大きく上回ると言われています。

日系企業もこの数年は積極的にシリコンバレーへ進出を進めており、2018年には913社がシリコンバレーへ進出しています。その数は年々増えており、過去最高の数字を更新し続けています。

これだけ日系企業が進出している一方、現地シリコンバレーでの日系企業の評判は決していいものではありませんでした。象徴的な日系企業への揶揄の一つが「ウインドーショッパー」です。シリコンバレーの時間がないスタートアップに対して、目的も曖昧な表見訪問的な打ち合わせをして、なにも決められない、という皮肉が込められています。

ただ、その現状に危機感を覚えた方々を中心に、日系企業コミュニティなどで、自社の活動を変革してきた方々がいます。

私たちJMAもSilicon Valley – New Japan Summit(SV-NJS)などの開催を通してシリコンバレーでの日系企業の活動について、どうすればシリコンバレーと良好な関係を構築できるかについて、メッセージを発信してきました。

そんななか日系企業のイメージが見直されそうなレポートが複数発行されています。

Bay Area Council Economic Institute(BACEI)が「Japan in the Bay Area」と題したレポートを発行しています。レポートはここ5年ほどの日系企業の取組みにフォーカスした内容になっています。

日系企業がシリコンバレーエリアで近年盛んに活動していることを全体としてまとめています。

また同様に、Mind the Bridgeの「Coporate Innovation in Silicon Valley」のレポートでは「The Innovation Hunter Are From Japan」と題して日本に関しての報告をあげています。

詳細な活動の情報までは掲載されていませんが、それでも今までとは日系企業が違った活動をしていると印象付けるような内容になっています。

これまで、日系企業のコミュニティ内で何かを変えなければいけないと危機感があった内容が、シリコンバレーのコミュニティ内に徐々に浸透してきたのではないかと思います。

今後の各社のレポートなどが楽しみです。

JMA GARAGE

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